si0616の日記

愛犬シーズーのシーと毎日iPhoneで映画を観てます。

シェイプ・オブ・ウォーターPart1

今日は仕事休み。
遅く起きたらやっぱりシーは、私が階段を降りて来るの待っていました。
階段の1段目に前足置いて、ぴょんぴょん跳ねています。
いつもの嬉しい光景です。

 

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そう言えば、昨日の秋にほんの少しだけシーがいなくなったことがありました。

 

その日は休日で約束があったので、起きてから慌ただしく準備をしていました。
もうそろそろ出かけなくてはと思って、シーのいる茶の間の部屋を覗いたのですがいません。


台所かな?
いません

 

お風呂場?

いません

 

トイレ?
いません

 

いつも襖を閉めていてシーが入らないようにしている仏間や縁側の廊下も見てみました。
いません

 

え!
どこ?

 

一応もう1度1階の家中を見ましたが、やっぱりいません。
階段は登れないのですが、2階も探しましたけどいません。

 

まさか?
外?

 

私は庭を見て家のすぐ脇の駐車スペースも見て、公道につながる20メートルほどの通路を走り、歩道のある公道に出て周りを見渡しました。
遠くの方まで犬がいないかよく見ました。

いません

 

焦り出しました

 

念のため、もう1度家中を1階、2階と探しましたがやはりいません。

 

シーどこ?

 

焦りが頂点に達しようとしていました。
再び公道に戻り周りを見渡します。

 

すると車道の向こうの垣根のある歩道に犬を散歩させているような男の人がいたのです。
どんな犬なのか垣根があるのではっきり見えません。
しかし一瞬、模様がシーズーのように見えたのです。

 

すぐ車道を渡り向かいの歩道へ走りました。

 

男の人は散歩していたのではなく、犬に紐をつけようとしていました。

 

シー?

 

私は駆け寄りました。
やっぱりシーでした。

 

シー

 

男の人は私が駆け寄ったので、
飼い主さんですか?
学校に入って来て困ってたんですよ

 

私の家の向かいは公立中学校なのです。

 

ほんとよかった

 

シーは私を見て何事もなかったようにしっぽを振ってました。

 

ありがとうございました。私はこの犬の飼い主です。

 

私はシーを抱きしめるように抱っこして家に戻りました。

 

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シーは引き戸式の玄関の扉を開けて外に出たのです。なぜか扉が開いてなかったので最初は外に出たとは思えなかったのですが、自力で扉を開けたようです。

 

秋が過ぎ初冬になり、家の裏でファンヒーターの灯油を入れていると、シーが公道につながる通路を歩いているではないですか
また

 

私は慌ててシーを追いかけて抱き上げました。
やっぱりまた玄関を自分で開けて出て来たようです。
鍵を必ずかけないと

 

それからはちょっとしたことで外に出る時も面倒でも必ず鍵をかけるようにしています。

 

ちなみにシーは、私が家の奥にあるトイレに入ろうと廊下を歩き出すと目ざとく察して、私を追い抜きトイレの前で待っています。
扉を開けるといち早く侵入し、私がウオシュレットに腰掛けると中を覗いたり、トイレットペーパーを引っ掻いたりとやりたい放題かもしれません。でも私は何も言わずシーのやりたいようにさせています。
多少トイレットペーパーが使い物にならなくなるのは困りますけど。

 

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さて映画の紹介に移ります。
シェイプ・オブ・ウォーターです。

 

とは言ってもまだ観ていない映画ですので、紹介と言うより私のこの映画に対する期待を述べるだけです。
ですからタイトルにもPart1とつけました。
作品を観たらPart2として改めて紹介しようと思っています。

 

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周知の通りシェイプ・オブ・ウォーターは今年のアカデミー賞で、作品賞、監督賞、作曲賞、美術賞の4部門を受賞した現在公開中の期待の話題作です。

 

ギレルモ・デル・トロ監督が贈る切なくも愛おしい誰も観たことがない究極のファンタジーロマンス。

 

1962年、アメリカ
政府の極秘研究所に勤めるイライザは、子供の頃のでトラウトで声が出せませんでした。
ある日、密かに運び込まれた不思議な生き物を見てしまいます。

 

アマゾンの奥地で神のように崇められていたという彼の奇妙だが魅惑的な姿に心を奪われます。

 

周囲の目を盗んで会いに行くようになり、音楽にダンス、手話。
2人の心が通い始めた時、国家の犠牲になることを知ります。

 

これだけ見てもこの映画に対する期待は膨らみます。
おそらくイライザは愛するもののために全てを捧げるようになるのでしょう。

 

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この映画の紹介文や予告編などをみているといろいろと思い出すことがありました。

 

まずは宮崎駿監督の千と千尋の神隠し
この映画も普通の少女だった千が親しくなったハクを助けるために徐々にたくましく強くなって行く物語でした。

 

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またずいぶん前に観たエレファント・マン
生まれつきの病気により、顔や身体が膨張し醜い姿になってしまった彼も、実は知的で心優しい人間でした。
醜いがゆえに自分を捨てたであろう母を、それでも美しい母として思い続けています。
死ぬ直前に窓から見えるセント・フィリップ聖堂の模型を完成させます。
こんな耐えがたい姿に生まれたのにも関わらず、神を信じる心を忘れてはいなかったということに心うたれてしまいました。

 

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た次はノーベル賞作家大江健三郎の新しい人目覚めよという小説。
これは彼の生まれつき知的障害のある長男ヒカリ君が20歳になった記念に書かれた小説です。
イギリスのウイリアム・ブレイクの詩がいたるところで引用されていてとももメタファーを感じる小説でした。

 

ヒカリ君(小説ではイーヨーという名前)は知的障害はありますが、小鳥の声を聞き分け、美しい音楽を好む少年として育ちます。
障害者学校の学芸会では舞台に立ち演技を披露します。
イリアム・ブレイクの無垢の歌が引用されています。
その姿に何かを感じずにはいられません。

 

もし人類が核戦争やウイルスなど滅亡の危機に迫った時、有力な政治家や知識人、富裕者、宗教家、科学者などでは救うことはできません。
それはイーヨーのような障害があったり、決して力があるわけではない弱者が立ち上がった時、初めて人類は救われるのです。

 

新しい人目覚めよとは、イーヨーのような障害のある若い弱者つまり新しい人が目覚めよというメッセージに感じました。

 

話しは戻りますが、私はシェイプ・オブ・ウォーターにも何かとても大切なものが描かれているような気がしてなりません。
とても期待しています。

 

近日中に必ず観に行くつもりです。
映画を観たらPart2を書きます。

 

もう深夜になりました。
夜食を食べようと思います。
シーにも夜食のお菓子をあげます。
もっともっととおねだりされるかもしれませんね。

 

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炎のランナー

私はシーズーのシーと一戸建てに暮らしています。

昨年6月にシーと仙台から新幹線に乗って軽井沢に旅行に行きました。軽井沢で犬同伴専用ホテルに1泊しました。

 

ホテルはレジーナリゾート軽井沢御影用水。

 

愛犬家が犬と一緒に泊まれる高級ホテルとしてオープンしました。2階建てのモダンな作りで、1階の部屋には小さな庭がついていて、ドッグランのように犬を遊ばせることもできます。

私が泊まったのは2階の奥の部屋でしたので庭はなかったのですが、部屋もそれなりに広く、シーはとても喜んではしゃいでいました。

 

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そう言えば、チェックインの手続きの際、ホテルの女性の方がシーを見て、お水飲みたいみたいですね?と水を持って来てくれました。
たしかにシーには新幹線でオシッコしないように水をほとんど与えていませんでした。
なんとシーは続けて3杯ぐらい飲んだはずです。喉乾いていたんだね。ごめんねシー。

 

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とても犬に対しても目配りをしていただけるホテルだと感じました。


晩ご飯は、ホテルの2階の犬同伴用のレストランで、フランス料理を食べました。
愛犬たちはテーブルの隣に用意されている籠の中で、ご主人と一緒に食事をすることができるのです。

 

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私は大好きなビールを飲んだ後、赤ワインを楽しみました。フランス料理なんてあまり食べる機会がないので、とても美味しくいただきました。

 

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シーにももちろんご馳走が用意されていました。たしかビーフと野菜のご飯でした。
シーはほんとにあっという間に食べてしまいました。もう少しゆっくり食べてくれればいいのに!

 

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食事が終わるとシーは籠の中ですやすやと眠ってしまいました。
新幹線で移動して疲れていたのかな?

 

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ほんとに愛犬と泊まるにはオススメのホテルでした。シーも大喜びだったと思います。
またシーと一緒に来れたらと思います。

 

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さて映画の紹介に移ります。今回は炎のランナーです。

私にはお気に入りの映画がたくさんあります。その中でも、とくにお気に入りになるのは、面白いだけではなく感動したかどうかが決め手になっています。
ただ面白いだけでは特別なお気に入りにはなりません。
まして、涙ぐんでしまうような映画は、即特別なお気に入りです。
この炎のランナーも涙で溢れた映画の1つです。

 

映画はロンドンの教会で、かつてのオリンピック代表選手のエーブラハムズを偲ぶ集いから始まります。
そしてイギリスの浜辺を若者たちがランニングしているシーンへと移り、ヴァンゲリスの曲が流れます。

 

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この映画は、1942年のパリオリンピックに出場したイギリス代表の若者たちの物語です。
ケンブリッジ大学のキース寮の学生でユダヤ人のハロルド・エーブラハムズと、スコットランドの宣教師エリック・リデルの実在した2人を中心に描いています。

 

エーブラハムズはユダヤ人ゆえに差別を受けて来たと自覚していました。
そして英国最高のケンブリッジ大学に入学します。


入学早々、700年間成功者のいないカレッジ・ダッシュに挑戦し見事成功します。
その足の速さは風のごとくと言われます。
偏見に挑戦する。偏見を持つすべての人をひざまつかせてやる。
彼はレースに出場し続けます。

 

一方、宣教師のエリック・リデルは生まれ育った中国より父の故郷であるスコットランドの村に初めて凱旋します。スコットランド代表のラグビー選手として足の速さは衆目一致でした。

 

日曜日の安息日ラグビーをしていた子供と出会い諭します。
安息日ラグビーをしてもいいの?

 

リデルは父や兄から、神から授かった速い足を生かすことを勧められます。レースの勝者になり伝道の一助とすること。衆目を集める剛健なキリスト教徒も必要だと。

 

神のみ名とみ技を世に広めるために走れ。

 

しかし妹ジェニーだけは反対していました。

 

リデルはレースに出場し、伝道の説教を続けます。集まった人々に語ります。

 

ゴールに向かう力は、あなた方の中からわき出ます
主は言われた
神の国はあなた方の中にある
誠に私を求めるなら必ずみい出すだろう
主の愛にわがみをゆだねること
これがゴールへの最短距離です

 

スコットランド対フランスの陸上競技大会が開かれました。スコットランド代表としてリデルも出場します。
プロのコーチであるマサビーニも訪れてました。エーブラハムズもリデルを見に観客席にいました。

レースが始まりました。リデルは相手選手から追い出され転んでしまいます。しかし諦めません。すぐに立ち上がり前を追い始めます。
それは身体が震える光景でした。

彼は1人また1人と追い抜き1位でゴールテープを切ったのです。そしてグランドに倒れこんでしまいます。息ができないほどでした。
エーブラハムズはその光景に拳を握りしめす。

 

オリンピックの前年、エーブラハムズとリデルが同じ競技大会に出場しました。試合前2人は握手をします。そしてリデルが勝ちます。

 

試合後、エーブラハムズは誰もいなくなった観客席で己れを見失っていました。彼女が慰めています。そこへプロのコーチのマサビーニが声をかけます。
あと2歩は保証する。

 

その日から2人での特訓が始まりました。
ストライドを5センチ縮め理想の走りを追求したのです。

 

一方、リデルもスコットランドの山岳地を走り、海辺を走ります。

 

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走ることに反対する妹ジェニーに伝えます。
ジェニーわかってくれ
中国での伝道は神のご計画だ
だが速い足も授かった
走る時、神の喜びを感じる
今やめることはみ心に背く
走ることは遊びではない
み心をたたえるためだ

 

オリンピックだ

 

ケンブリッジ大学では、エーブラハムズを呼び忠告します。プロのコーチを雇うことはアマチュア精神に反するのではないか?
しかしエーブラハムズは意に返しません。

 

そしてついにオリンピックが始まろうとしていました。
エーブラハムズ、リデルたち英国選手は客船でパリを目指します。乗船する時、リデルに記者が質問します。
予選は日曜日ですけど、どうしますか?
何だって

 

リデルは船のデェッキから海を眺めます。
日曜日にラグビーをしてもいいの?
子供にそう諭したことを思い出していました。

 

リデルは英国選手団長に日曜日の安息日に100メートル予選にはレースはできないことを伝えます。
3年間走ることにかけて来ました
この時のために
私の勝利は神のものと信じていたからです

 

パリオリンピックが始まりました。選手入場行進が行われ、英国の王子も観客席から自国選手へ拍手を送りました。

 

まずハードル競技レースが行われ、エーブラハムズの同僚のアンディが銀メダルを獲得します。

 

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その晩、英国選手や関係者で晩餐会が開かれ、英国殿下も顔を見せました。
殿下はリデルと話しをすることを望みました。折り合いをつけるために。

 

話し合いは平行線でした。
神が国と王をつくり-法を定めた
その法は安息日を神のものと言っている
その通り守ります

 

そこへ銀メダルを獲得したアンディがやって来ます。
エリックの悩みを知り-
僭越ながら1計を案じましたので
他のレースに出るのです
木曜日の400メートルに出場するのです

 

アンディはリデルに走ってもらいたいと自分のレースをリデルに譲ったのです。

 

リデルはパリの教会のミサでイザヤ書の40章を読みます。

 

疲れたものに力を与え
精力のない者には
活気を与える
主を待ち望む者は-
新しく力を得-
鷲のように翼を駆って
上がることができる
走っても たゆまず
歩いても 疲れない

 

リデルの話しをしている中、映画はオリンピック選手たちの様子を映します。
転んでしまうもの、上手くいかず落胆するもの。
エーブラハムズも200メートルでアメリカ選手に惨敗してしまいます。

 

そしてついに100メートルの決勝を向かえます。マサビーニコーチはエーブラハムズの着替えの鞄に手紙とお守りを忍ばせていました。
最初の1歩であごを引け

 

観客席にはリデルも駆けつけました。皆が注目する中レースの号砲がなりました。
結果はアメリカの有力選手たちを抑えてエーブラハムズが勝ちました。
リデルが握手を求めて来ました。
英国国旗が掲げられました。

 

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しかしエーブラハムズは勝利のむなしさを感じるのです。

 

翌日、いよいよリデルの出場する400メートル決勝が行われました。
観客席ではリデルの兄や妹のジェニーも見守ります。エーブラハムズも姿を見せました。

 

レース直前、アメリカのシュルツ選手がリデルに1枚の紙を手渡します。

 

主は言われた
わたしをたたえる者を-
わたしもたたえよう

 

リデルは紙を握り締めたまま、スタートラインに立ちます。
号砲がなります。

 

歓声が響きます。
リデルは全力で走ります。
いつものように顔を上に向けて走り始めます。
神の声を聞くかのように-

 

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ゴールに向かう力は
あなた方の中からわき出ます

中国での伝道は神のご計画だ
だが速い足も授かった
走る時 神の喜びを感じる

 

兄、妹のジェニーが微笑みながら見守ります。
エーブラハムズはじっと見つめます。
歓声がさらに大きくなります。

 

リデルが顔を上に向けたまま1位のテープを切ります。
神に感謝するかのように-

 

ヴァンゲリスの曲が流れていました。

 

私はこのリデルの走る姿に神を感じました。
感動で涙が溢れてしまいました。

 

グランドではリデルが皆から祝福を受けています。
兄や姉のジェニーは涙ぐんで拍手を送っていました。
観客席からの歓声と拍手はさらに大きくなり鳴り止みませんでした。

 

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エリック・リデル宣教師
赴任中国にて死亡
スコットランドが喪に服す

 

小説でも映画でも救世主を描くものがあります。それらからは神を感じます。
いい映画は、観る人に救いを与えてくれるものなのかもしれません。

 

今日は仕事が休みです。
ビールが少なくなって来たので、またシーとセブンまで買い物に行くつもりです。
シーは昼寝の最中です。
起きたら行こう。

 

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